コロナで仕事が落ち着いてた頃、福井大学の先生より連絡が入る。
「非常勤講師をぜひ伊藤さんにやっていただきたい!」
多分、今この話が来ていたら、とても無理です!とお答えしていたと思うのですが、仕事がゆったりしていたこともあって、お引き受けすることにした。
課題は、伊藤さんの方で好きに考えてください!と・・・
アトリエのこともあったので、テーマを「これからのオフィスを考える。」にし、コロナ後の新しいオフィスのあり方を考える課題とした。
働くってなんだろう!?オフィスってなんだろう!?を共に学び考えることで、アトリエをより良いものにしたいと考えた。
そんな課題が始まって数週間経ったとき、福井県大学合同好評会があり審査員として参加することとなった。
そこで、最優秀賞になった福井大学のK君(ちなみに僕は違う大学に点数を入れたのですが・・・)のプレゼンがとても上手だったので、どこで学んだか聞いたところ、製図室で先輩から後輩に引き継がれた技らしいということがわかった。
でも今年はコロナで全くつながりがなくなり、技が引き継がれてないとのこと・・・
そこで、K君を授業に強引に引き込み、私が先輩と後輩を繋いでみることにした。
そして、K君を事務所のバイトにも巻き込み、Twinmotionの使い方をスタッフみんなに伝授してもらった。
先輩が先生になり、先生が生徒になる・・・という変な逆転現象が!笑
多分、昔の寺子屋はこんな感じで、みんなが先生みんなが生徒となるような、互いが互いを高め合うような場所だったのだと思う。
今回の課題は、何のためにオフィスに行くのかを問う課題なのですが・・・
答えは意外と身近なところにありました!
コロナになりDX化が進み、設計事務所の仕事はどこでもできるよになった。
新しいアトリエの設計では、何のためにアトリエにわざわざ行くのかを考えながら設計をスタートさせることになった。