福井県福井市で、パッシブハウスを考える。「かみきたののいえ」編

「冬は暗くて寒く、夏はとにかく暑いので、なんとかしてください!」
という要望からこのプロジェクトは始まりました。

今回の敷地は、真南から東へ45度振れた長方形の敷地で、北西側に道路があります。

道路以外の3方は、敷地境界ギリギリまで建物がせまっていて、冬期の日射は東側と南側の建物の間からと西側の道路からのみ入ります。

貴重な光がどこから射し込むかをシュミレーションを使いながら求め、その場所にどんな居場所を設けるべきかを繰り返し話し合いながらプランを決めていきました。

結果的にLDK空間を2階南東側に配置し、2階北西側にフリースペースを配置し、2階中央部にはハイサイドライトを設けロフトを介して2階全体に間接光が行き渡る計画としました。

また、通風シュミレーションによる風の流れの検討やQ値・μ値・C値等の環境性能をコントロールしていくことで、快適な室内環境が実現出来たのではないかと考えています。

基本的な数値は以下です。

Q値 1.91(UA値 0.65)W/m2K
μ値 0.045
mC値 8.02W/(W/m2)
mH値 10.91W/(W/m2)

(って、わからないと思うので・・・)
年間光熱費(シュミレーション)に換算すると、5万円/年となります。
月平均4166円です!!

3.3kwの太陽光が載っているので、なかなかの価格です!

単なる省エネ住宅ではなく、地域の気候風土に根ざした住宅!
自然に開かれた楽しいパッシブな建築をつくりたいと思ってます。
(まだまだできてませんが・・・)