福井県でパッシブハウスを考える!今日は朝からシュミレーションを繰り返しています!!

昨日、松尾和也さんが講師を努める【健康で快適な「省エネ住宅」は「窓」が決める!】(YKK主催)に参加してきました。


大変収穫の多いセミナーで、ビビビ!!!がいっぱい!
そして、今日は朝からシュミレーションを繰り返しています。

その中でわかったことがたくさんありますのでメモしておきます。

今までもパッシブハウスについてのブログを何度か書いてきましたが、知れば知るほど面白い分野ですね。

以下、メモでーす!(M-Houseのグレードを少しあげた(弊社パッシブハウス仕様)住宅との比較です。)

・弊社パッシブハウス仕様の家では、年間光熱費予想額が152,874円(12,740円/月)。(オール電化住宅)

・次世代省エネ基準程度の家(Q値2.7程度)と弊社パッシブハウス(Q値1.8程度)の光熱費を比較すると、77,000円/年の差額で35%の削減となり、30年で231万円の節約になります。一般住宅(10年以上前)と比較すると30年で310万の節約になります。

・弊社パッシブハウス仕様の家に4KW以上の太陽光発電を設置すると、「光熱費がマイナス」になり、通帳にお金が貯まる家になります。

・冬期の日射取得を考慮した設計とすることで、17,000円/年節約できます。30年で51万円の節約になります。

・窓の性能をあげることで(サーモスHⅡ→APW440にした場合)、断熱性能が良くなり(Q値1.85→1.63)、光熱費が21,519円/年の節約になり、30年で64万円の節約になります。サッシ工事費は、3割程度UPなので(営業の方が言ってました・・・)、+39万円程度のUPとなります。(樹脂サッシのもやっとした感じがいやなので、木製サッシでいきたい所ですが・・・予算的に難しそう・・・)

・建物の断熱性能をあげることで冷暖房費が格段に安くなります。その他は(電気・給湯・家電・IHなど)、同じ機器を使用していればほとんど同じです。

・ドイツパッシブハウス(Q値1.0程度の住宅)と弊社パッシブハウスを比較すると、冷暖房費が18,460円/年高くなり、30年で55万円の差額となります。思ったよりコストの差がなく、建設コストの増を考えると、Q値は1.9以下くらいで充分だと考えます。(予算に余裕のある人は目指してほしいですが・・・一般の人にはちょっとリアリティーがないかな・・・)

・通風を考慮することで、冷房費が1000円/年節約出来ます。4,222円/年-1000円/年なので23%の削減ですが、金額的には微々たるもの・・・

・M-houseの実際の建物(Q値1.85、C値0.8)では、月平均がコストシュミレーションが14,539円となっていたが、電気を一番多く使う12月と1月の電気代が、1万円/月程度でしたと報告がありました。(4人家族・日中は誰も家にいない)

以上、気がついたことです。

単なる省エネ住宅ではなく・・・
地域の気候風土に根ざした住宅!自然に開かれた楽しいパッシブな建築をつくりたいと思ってます。