オーナーズボイス
セミオーダー「けんとくのいえ」お客様インタビュー
2階リビングを実現。
街中に住みながら
風や光、風景を楽しんでいます。
目指したのはシンプル＆ナチュラルな家。
明確なアドバイスに安心感あり。
Q．当事務所にご相談いただいたのは、お友達のご紹介がきっかけでしたね。
奥さま：はい。遊びに行った友達の家が新築で、ものすごく心地いいお部屋だったんです。そこで、建てたときの経緯などを聞いたところ、設計をお願いした伊藤さんの事務所は、光の取り込み方や風の通りなど、さまざまな要素をしっかり考えて設計してくださるというお話だったので、早速相談に伺うことにしました。内覧会も何軒か見に行き、結局、他のモデルルームはほとんど見学せずに、伊藤さんにお願いすることにしました。
Q．ご依頼いただくことになった決め手を教えてください。
ご主人：できるだけシンプルに、でも、ナチュラルな雰囲気もある家が希望でした。伊藤さんが手掛けた家を見て、シンプルさと自然なあたたかみを併せ持っているのがいいなと感じました。
奥さま：最初のヒヤリングのとき、「これは必要ないですよ」とか「これはここにあった方がいいですよ」とか、はっきりアドバイスしてくださったことです。迷っているときに、びしっと言ってもらえたのがありがたいと思いました。
ご主人：明確に即答いただけたので、考えが整理できてスムーズに決めることができました。工務店さんとの打ち合わせでも、てきぱきと指示やチェックをしてくださったので、終始安心してお任せできたと思っています。
周囲の視線を気にせず
風景も楽しめる2階リビングを。
Q．ご希望の中で最も特徴的だったのが、リビングを2階に設けることでしたね。
奥さま：リビングを2階に、という思いはずっと持っていました。それまで住んできたアパートの部屋は1階が多く、外からの目線が気になって窓も思うように開放できなかったんです。同時に、家を建てるなら小さくてもいいから生活に便利な街中で、という希望もあったので、そのためには2階リビングかなと。今は願いがかなって、街中の住宅街でも窓を開放できています。
Q．リビング、キッチン、ロフトなどのくつろぐ空間を2階に配し、洗面やお風呂、ランドリー、寝室などが1階という造りですが、使い勝手はいかがですか。
奥さま：1階にはクローゼットもあり、外から帰ったら手を洗い、着替えをして2階のリビングへ上がるのが日々の自然な動きになりました。子どもも2階に服を置かない習慣ができ、リビングが散らからなくて済んでいます。回遊できる形に変更した洗面所とクローゼット、ランドリールームは動線がスムーズで、ものすごく便利です。
Q．リビング続きのデッキも当初からのご希望でしたね。
奥さま：アパートでは、子どものプールを出したり座ってくつろいだりするスペースがなかったんです。今は、デッキにレジャーシートを敷いてお昼ごはんを食べたりして楽しんでいます。リビングとデッキの間の窓を全部開け放てるのがものすごくうれしい。全開放できると思っていなかったので、ご提案いただいて本当によかったです。
ご主人：街中にもかかわらず開放的な空間が実現できました。リビングからデッキへ地続きで移動できるのが大きなメリットですね。お風呂上りに涼むのも気持ちいい（笑）。
奥さま：お隣の庭と遠くの山が見え、デッキとマッチした景色を見渡すこともできます。窓辺の小上がりは、お客さんが腰掛けてくつろいだり夫が寝転んだりしていて（笑）、これも作ってもらってよかったと思っています。
こだわって大正解！
キッチンとロフト。
Q．キッチンでこだわったのは、やはり外国製の食洗器でしょうか。
奥さま：一度にたくさん洗えるドイツ製の食洗器を入れたくて調べたら、非常にグレードの高いシステムキッチンが必要とわかり、相談させていただいたんですよね。そして、紹介してもらった造作キッチンを手掛ける業者さんにお願いしたんですが、それでも結構な金額になったので、収納棚などは市販品を購入することにしました。買う物を先に決め、その寸法に合わせた置き場所を作っていただきました。食洗器は1日分の食器をまとめて洗えるので、ものすごく便利です。また、幅1メートルにしてもらったカウンターは、お皿などをたくさん並べることができ、遊びにきた友人からも「広くていいね」と言われます。
Q．キッチンは、向きの変更もありましたね。
奥さま：入り口側に向く形からリビング向きに変更をお願いしました。最初のプランの方が収納を多くとれたのですが、リビングや窓の外を見ながら食事の支度ができたらいいなと思ったので。あえて扉を付けなかった収納棚は、何がどこにあるか一目瞭然で使いやすいです。リビングが西向きなので、夕食の用意をしていると夕日がものすごくきれいに見えて、私の一番のお気に入りの場所になっています。
Q．ご主人が当初から希望されていたロフトの使い心地はいかがですか。
ご主人：2階リビングにするなら、ロフトをどうにかして作れませんか、みたいなお願いをしましたね（笑）。リビングとは別に、本を読んだり音楽を聞いたりしながらくつろげる場所がほしかったので、念願がかなった感じです。
奥さま：ロフトに上がる階段は、はしごにする予定だったんですけど、ロフトは収納スペースでもあるので、荷物を持って上り下りするのはたいへんでは、という不安がありました。そんな話をしていたら、ありがたいことに工務店さんが「階段を作ってあげるよ」と言ってくださったんです。おかげで子どもも上がりやすくなったし、遊びに来た子どもの友達も喜んでロフトへ上がって行きます。
ご主人：子どもは高いところが好きだからね。秘密基地のような雰囲気もあって、それがいいのかもしれない。僕たちの友人からも「ロフトはいいね」とか「あきらめなくてよかったね」と言われます。無くても済むんだけど、やっぱり遊びの空間みたいなスペースがあるといいですね。
奥さま：一瞬、減額のために断念する話も出たんですけど、夫は「絶対あきらめない」って（笑）。でも、あきらめなくて本当によかったです。それから想定外ですが、長い手すりは大きいシーツや布団を干すのに重宝しています。乾きが早いんですよ（笑）。
ご主人：雨の日は助かるし、想像以上にロフト様様だね（笑）。
西日のコントロールも上々。
将来を考えた下地も万全。
Q．西向きのリビングですが、夕方の日差しなど気になる点はありますか。
ご主人：今のところ全然ないです。風がよく通るので、西日が当たる時間が多少あっても涼しく過ごせています。軒を少し長く出してもらったので、日が傾いてきても、日差しが中に入ってくるのは沈みかけのときくらいです。
奥さま：真夏を経験するのはこれからですが、春は本当に快適で、夏のような気温になった日でも暑さは全然感じなかったです。
Q．電気料金はアパートにお住まいのときと比べてどうですか。
ご主人：冬場は少し上がりましたが、アパートでは石油ストーブも結構使っていたんです。今はエアコンだけですから、トータルでは下がっていると思います。
奥さま：アパートでは、冬はお風呂から上がるとフリースを着こんで、靴下も履いていたんですけど、今は半袖でいられるくらい本当にあったかいですね。
Q．住まわれてみて、今後改善したいと感じるところはありますか。
奥さま：玄関収納や洗面所など、今後、棚などを設ける可能性があるところには下地を入れてもらったので、今は特にないです。
ご主人：用途が増やせるようになっているので、根本的に手を加えたいところは全くないですね。子どもが大きくなったときに、取り外したり移動したりすることをある程度考えながらなるべくシンプルに仕上げ、後から付け加えられるようにしていただいたので、将来的にも安心しています。
このたびは、取材へのご協力ありがとうございました。