News お知らせ

Categories

Category : h+ARCHITECTS

福井県福井市 ひらざわ内科ハートクリニック 2019年3月竣工

屋根のある建築作品コンテスト 優秀賞
グッドデザイン賞
ウッドデザイン賞
ふくい建築賞 優秀賞

https://miaaa.biz/works/h-clinic_201903/

生活習慣病の予防に重点をおいた循環器系クリニックの計画。セミナーやワークショップを開催し、まちと積極的につながっていくことで地域のヘルスリテラシーを高める、まちの健康を創出するクリニックを目指す。病気になってから通うクリニックではなく、元気な時にも立ち寄りたくなる「まちとつながる、大きな下屋のあるクリニック」を考えた。

A cardiovascular clinic designed with a strong focus on the prevention of lifestyle-related diseases. By hosting seminars and workshops and actively engaging with the community, the clinic aims to enhance local health literacy and foster a healthier town. Rather than being a place people visit only after falling ill, it is envisioned as a “clinic with a large eave that connects to the town” — a welcoming space where people feel encouraged to stop by even when they are healthy.


デザインのポイント

1.大きな下屋を設け、町と繋がる中間領域をつくる。気軽に立ち寄れる、やさしくて大らかな佇まいの建築。

2.大きな下屋を設け、地域の気候風土に適したサスティナブルで機能的な建築つくる。

3.大きな下屋を設け、地域のウォーキングコースにクリニックを接続する。八幡山と繋がる緑溢れるクリニック。

背景
近い将来、高齢者人口割合の増加と共に心臓疾患の患者数が増大することが予想される。循環器系クリニックでは、医師不足の問題もあり、丁寧な医療の提供が困難な状況が予想された。そのため、心臓病や脳卒中につながる生活習慣病への対策が重要となってくる。 従来のクリニックでは、病気を治すことを目的として計画されてきたが、今後のクリニック計画では検査・予防・治療・ケアというシームレスな医療が重要となってくる。特に、病気になる前にいかに予防を行うかが重要であり、これまでのクリニックとは違ったアプローチの設計がもとめられた。 当クリニックでは、各種セミナー・ウォーキング教室・ロコモ体操教室等を通じて地域のヘルスリテラシーを高め、日頃から地域の健康を促進していくような「まちの健康を創出するクリニック」を目指している。


経緯とその成果

計画時に敷地を見に行くと、河川敷遊歩道を地域の方が散歩している風景を何度か見かけた。また、院長の意向の一つに、背後にある八幡山を巡るウォーキングワークショプがあった。 そこで、敷地内を横断するウォーキングコースをつくり、八幡山に続く河川敷遊歩道に人々を導くように大きなL型の下屋を設け、既存のウォーキングコースに当クリニックを接続する計画をおこなった。コナラやツツジ等の八幡山の植生を再現した緑あふれるクリニックとし、早朝や休診日には駐車場を開放し、地域のウォーキングアクティビティーを誘発するクリニックを目指した。また、気軽に立ち寄れるクリニックを目指し、大きな下屋と長い横連窓のある大らかな佇まいの地域に開かれたクリニックとした。ウォーキング・ワークショップ・セミナーを通して地域とクリニックがつながり、様々なコミュニケーションが生まれることで、新たな「まちの健康」が創出され始めている。


株式会社 hplus

h+ARCHITECTS × h+LAB.

資料請求設計相談会online shop公式LINEYouTube

業務対応地域:福井県・石川県・富山県・岐阜県・愛知県・静岡県・長野県・京都府・大阪府・東京都・神奈川県・新潟県

#まちとつながるクリニック

#生活習慣病予防

#地域の健康づくり

#循環器クリニック

#大きな下屋のある建築

#ヘルスリテラシー向上

#ウォーキングと健康

#グッドデザイン賞

#ウッドデザイン賞

#ふくい建築賞

一覧へ戻る

関連記事

Categories

Category : h+ARCHITECTS